【お勧め本】「孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA」三木雄信

孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術近年のソフトバンク大躍進を社長室長やブロードバンク事業のプロジェクトマネージャーとして支えていた三木雄信さんの著作です。ソフトバンク在籍中は孫正義の右腕として活躍し、その中で学んだ「ソフトバンク流PDCA理論」を本作では詳しく説明されています。

PDCA(P=PLAN=計画する、D=DO=実行する、C=CHECK=検証する、A=ACT=改善する)。現在のビジネス業界では当たり前に使われている言葉ですので、ほとんどの方が意味を理解されていると思いますが、知らない方のために簡単に説明させていただきますと、「計画して実行する→その結果を検証して改善点を見つける/改善する→改善した内容でもう一度計画を練り直して実行する→検証….」というように上記PDCAをサイクルしていく方法です。PDCAもしくはPDCAサイクルと呼ばれています。

企業or個人事業主問わず(また意識的or無意識問わず)、ビジネスにかかわる全ての方はPDCAを行っていると思うのですが、ソフトバンク流のPDCA理論は一般的に認知されているPDCAとは少し違います。違うというよりは一般的なPDCA理論を更に改善&発展させている、もしくは孫正義流にアレンジされているという方が正しいかもしれないです。

僕がソフトバンク流PDCAの中で特に印象的だった点があります。それは「複数の企画を同時期に実行して、検証していく」ことです。一般的なPDCAは、1つの計画をPDCAサイクルの中で改善、または思ったほどの結果が出なかった場合は中止して代案を計画するというのが普通です。広告を例にすると「紙フライヤーでのポスティング販促を計画→全然期待通りの結果がでない→代案としてオンライン広告を企画→実行…」と1つ1つの案をPDCAしていきます。その一方でソフトバンク流のPDCAは「複数の案を企画→同時に全てを実行→検証→結果が良かった方法を残し改善・発展させていく&結果が悪かった方法は捨てる=淘汰する」です。この方法では同時期に行うことで同じ条件での検証が出来る事と、1つ1つ計画・実行していく方法に比べ圧倒的なスピード感で実行できる(=短い期間で計画十区できる)というメリットがあるそうです。流れが速いIT業界の雄であるソフトバンクらしい考え方ですよね。「同時期に企画&実施すると、費用的な負担が大きいのでは?」と思う方も多いと思うのですが、ロングタームで見た場合は無駄が少ない分、費用的なメリットもあるとの事です(もちろんショートタームで見た場合は負担の大きい時期は出てきますけどね!)。

上記以外にもソフトバンク流PDCAの特徴が詳しく書かれている本作は、全てのビジネスに携わる人にお勧めの1冊です!